深川神明宮のお祭りは勇壮な水掛け祭
来年は6年ぶりの本祭りを執り行います
深川神明宮のご本社神輿(宮神輿)は、昭和九年九月、千葉県行徳の神輿師・後藤直光の謹作。漆塗りの段葺き屋根も美しい、台座四尺四方の大神輿です。3年毎に、氏子12ヶ町を町内渡しで巡幸します。正式には「神幸祭」といい、例大祭期間中の土曜日に行うのが恒例です。鳶の頭衆の木遣りの先導で、浅黄の麻袴の氏子総代、ご鳳輦・威儀御物などのご神宝、馬に乗った神職が行列を作り、お神輿のお供をします。なお、ご本社神輿には水は掛けません。
3年に一度の本祭りには氏子各町の12基の大神輿が行列を組んで連合渡御をします。「勢揃い」ともいい、例大祭期間中の日曜日に行います。 巡幸路は、早朝猿江橋の手前に集合し、高橋商店街を西進して、神明宮鳥居前で各町神輿を差し上げます。さらに万年橋通りまで進み、北上して新大橋・千歳に入り、午後は清澄通りを南下して森下交差点に出ます。大締めは12基の町神輿が大通りに並び、担ぎ手・参詣人共々一万人で手を締めます。 「水掛祭り」と言われるように、沿道から担ぎ手に勢いよく清めの水を掛ける勇壮な祭りです。掛け声は伝統的に「ワッショイ」です。
本祭りの年には、ご本社神輿の巡幸(神幸祭)、町神輿連合渡御(勢揃い)の他、稚児行列祭を行います。 稚児衣装を身につけた子どもたちが、雅楽の先導で、高橋と森下の商店街を行列します。お囃子や太鼓の奉納などの奉納行事も賑やかに行われます。
令和6年の稚児行列は7月1日より受付いたします。
午前10時、100名近い氏子町内の宮総代が参列して、町の平安と氏子の幸せを祈願します。
深川神明宮の例大祭には、三年に一度の「本祭り」と、その間の年の「蔭祭り」があります。
本祭りの年は、8月17日に近い金曜日から日曜日の三日間にわたり、
本殿祭の他に神幸祭(宮神輿巡幸)、町神輿連合渡御(勢揃い)、稚児行列祭などの盛大な祭礼行事を行います。
蔭祭りの年は、8月17日に近い日曜日に本殿祭のみを行い、神社としての祭礼行事はありませんが、
町神輿の町内巡幸、子ども神輿や山車の巡幸などの祭礼行事を行う町もあります。
6年ぶりの例大祭の様子をご覧下さい。
令和6年例大祭時のものとなります。
これまでの神明さまのお祭りの様子から、いくつかのシーンを紹介いたします。
深川発祥の地・神明さまの境内に並ぶ十二の町神輿を納めた神輿庫の扉に、
各町自慢の神輿を描いた神輿絵が奉納されました。
躍動と静寂、興奮と緊張が十二の画面の中で、見事に表現されています。
神輿を愛する深川っ子の誇りと、現代を生きる作家の魂が出会ったとき、十二の神輿絵が生まれました。
神社は祭礼空間であり公共空間でもあります。神域では古来、絵画造形、歌舞音曲、あらゆる芸能芸術が神々に捧げられてきました。
町の平和と繁栄を願う氏子の祈りを込めた神輿絵を前に、多くの人々が共に語らい、新たな空間が生まれることを願います。
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